エナジードリンクには、カフェイン、アルギニン、ビタミンB群、糖分など、さまざまな成分が含まれています。これらの成分の種類や配合量は商品によって大きく異なり、効果や体感も人それぞれです。
またエナジードリンクにはさまざまなフレーバーがありますが、味の好みもまた人それぞれです。自分が好きな味や効果があると思えるエナジードリンクを見つけるには、実際に試してみるしかありません。
そこで当記事では、エナジードリンクの代表的なラインナップを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
エナジードリンクには多くの種類があり、目的によって適したドリンクが異なるため一概にどれが一番効くかは言えません。以下で紹介するエナジードリンクを試しながら、自分に合ったものをぜひ探してみてください。
一般的にエナジードリンクにはカフェインが含まれており、眠気を覚ます効果が期待できます。代表的なエナジードリンクは、以下の通りです。
DAEMON(デーモン) |
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「DAEMON(デーモン)」は、ビルベリーエキスを主要成分とし、ブルーベリーよりも約5倍多くアントシアニンを含むエナジードリンクです。 さらに、カフェイン、アルギニン、オタネニンジンエキス、ガラナエキスを配合しており、持続的なエナジーを提供します。 |
ゴジラエナジー |
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「ゴジラエナジー」は、1本あたりのカフェイン量が210mgとエナジードリンクの中でもトップクラスで、長時間の活動をサポートします。また、アルギニンも690mg含まれており、身体の持久力を支える成分が豊富に配合されています。 ゴジラの映画とコラボレーションされたデザインも特徴的です。 |
サーフエナジードリンクシリーズ |
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「サーフエナジードリンクシリーズ」も、カフェイン含有量が多いエナジードリンクです。1本あたり200mgのカフェインが含まれており、市場に出回っている多くのエナジードリンクと比較しても高い数値です。 味もさまざまなバリエーションが提供されており、カロリーゼロ、トロピカル風味、ガラナ風味などが挙げられます。 |
モンスターエナジー |
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「モンスターエナジー」は、エナジードリンク市場で非常に人気があり、世界中で愛されています。その中でも「モンスターエナジー スーパーコーラ」は、特にカフェイン含有量が多いです。 高麗人参エキスやL-カルニチンなどの活力成分も豊富に含まれており、疲労回復や代謝促進の効果も期待できます。 |
続いて、比較的飲みやすい味とされているエナジードリンクを4つ紹介します。
レッドブル |
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「レッドブル」はエナジードリンクの代名詞として広く知られており、特有の酸味とスッキリした後味が特徴です。主原料にはアルプスの清らかな湧水を使用し、砂糖類としてテンサイ由来の砂糖とぶどう糖が配合されています。 カフェイン量は、1缶あたり80mgです。さらに、アルギニン222mgも配合されており、血管拡張作用や成長ホルモン分泌をサポートする働きが期待されます。 |
レッドブル パープルエディション |
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「レッドブル パープルエディション」は、ミステリアスで魅惑的なぶどう風味のエナジードリンクです。一般的なレッドブルと同等のカフェイン量はキープしつつ、カロリーは少し高めで、100mlあたり約47kcalです。 レッドブルのフレーバーバリエーションの1つとして注目されています。 |
モンスター パイプラインパンチ |
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「モンスター パイプラインパンチ」は、独特なトロピカルフレーバーが特徴的なエナジードリンクです。ハワイで人気のパッションフルーツ、オレンジ、グァバや、モンスターのエナジー成分がブレンドされています。 カフェインは、1缶あたり142mg含まれています。 |
SHARK エナジードリンク |
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「SHARK エナジードリンク」はタイ製品のドリンクで、カフェインは少なく、その代わりにガラナがしっかりと入っています。ガラナはカフェインに比べて体内での吸収がゆるやかであり、持続的な覚醒効果が期待できます。 また、リジンというアミノ酸も含まれており、エナジードリンクでは珍しい成分です。 |
カフェインレスのエナジードリンクは、カフェインによる刺激を求める人には物足りないかもしれませんが、カフェインのデメリットを避けたい人や、カフェインを摂取できない人におすすめです。
リアルゴールド |
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「リアルゴールド」は、通常のエナジードリンクとは異なり、カフェインを含まない健康志向の飲料です。杉養蜂園認定のローヤルゼリーエキスと高麗人参エキスを配合しており、シャキッとした活力を提供します。 ビタミンCやナイアシン、複数のビタミンB群が豊富に含まれているほか、アスパラギン酸や他の必須アミノ酸も配合されています。 |
2Energy |
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「2Energy」はカロリー、糖類、カフェインを極限まで抑えた新世代のプラントベースエナジードリンクです。特にカフェインは100mlあたり0.001g未満と極めて低く設定されており、実質的にカフェインフリーとされています。 主要成分には「ザイナマイト(Zynamite®︎)」というマンゴー葉から抽出されたエキスが含まれており、自然由来のエナジーを摂取できます。 |
Tough-Man Refresh |
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「Tough-Man Refresh」も、ノンカフェインタイプの炭酸エナジードリンクです。特に軽い運動後の一時的な疲労感を軽減することを目的としており、1本あたり1,000mgのクエン酸が含有されています。 加えて、体のエネルギー代謝に必要なビタミンB2とB6、さらに高麗人参エキスも配合されています。 |
エナジードリンクには炭酸が含まれていると思われがちですが、実は無炭酸の商品も意外と多くあります。
ROCKSTAR RECOVERYシリーズ |
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「ROCKSTAR RECOVERY」シリーズは、活動的なライフスタイルに、エネルギーを持続させることを目指すエナジードリンクです。 特に、ナチュラルなオレンジの風味が特徴の「ROCKSTAR RECOVERY ORANGE」などが有名です。1本あたりカフェイン160mgとタウリン2,000mgが含まれています。 |
PEACH MANGO GREEN TEA |
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「CELSIUS Essential Energy Drink Peach Mango Green Tea」は、活発なライフスタイルをサポートするためのエナジードリンクです。ピーチとマンゴーのフルーティな味わいと、緑茶のさわやかな風味を絶妙にブレンドしています。 EGCGなどの特別な緑茶抽出物やガラナ種子エキスを使用しており、自然由来のカフェイン源を提供して、長時間のエネルギーをキープします。 |
ZONe キラーコーヒーシリーズ |
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「ZONe キラーコーヒーシリーズ」は、眠気を撃退するために設計されたエナジードリンクです。「覚醒ビターBLACK」と「覚醒スイートLATTE」の2種類があります。 覚醒ビターBLACKは、ブラジルとエチオピア産のコーヒー豆をブレンドし、深煎りによる強い苦味が特徴です。一方、覚醒スイートLATTEは、甘さを引き立てるバランスの良い乳と砂糖を使用しており、より柔らかな味わいが楽しめます。 |
上記の他にも、モンスターエナジーシリーズやROCKSTARシリーズなど、無炭酸のエナジードリンクは多くあります。
エナジードリンクを安全に楽しむためには、1日のカフェイン摂取量や飲む時間帯に注意することが大切です。カフェイン摂取量の目安を守り、健康への悪影響を防ぎましょう。
以下では、エナジードリンクを飲むときの注意点を3つ紹介します。
健康な成人の場合、カフェインの1日の摂取量の目安は400mgまでとされています。しかし、妊婦、授乳中の女性、子ども、カフェインに敏感な人は、カフェインの摂取を控えるか、摂取量を減らしてください。カフェインを過剰に摂取すると、以下のような健康への悪影響が生じる可能性があります。
カフェインには覚醒作用があります。就寝前の摂取は睡眠の質を低下させ、不眠症を引き起こす可能性もあるので注意しましょう。
カフェインの覚醒作用は、摂取してから30分~1時間後に現れ、その効果は3~5時間持続します。そのため、午後2時以降にエナジードリンクを飲むと、カフェインの効果が夜まで続き、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が低下したりする恐れがあるでしょう。
エナジードリンクを飲む場合は、午前中~昼すぎがおすすめです。この時間帯であれば、カフェインの効果が夜まで残る可能性は低く、睡眠への影響も最小限に抑えられます。また、カフェインの覚醒作用を利用して、日中の仕事や勉強のパフォーマンスを向上させることも期待できます。
エナジードリンクは、カフェインやその他の成分が含まれているため、子どもや妊婦の方にとっては、健康への影響が懸念されます。
子どもの体はカフェインを分解する能力が未発達なため、少量でも過剰摂取になる恐れがあります。また妊婦の方への影響として、カフェインの過剰摂取は、流産や早産のリスクを高める恐れがあります。カフェインは鉄分の吸収を阻害するため、妊婦がカフェインを過剰に摂取すると、鉄欠乏性貧血のリスクも高まります。
自分が効果のあると思うエナジードリンクを見つけるには、まずはカフェイン含有量やその他の成分を確認し、自分の体質や目的に合ったものを選びましょう。実際に飲んだ人の感想も参考にしながら、自分に合いそうなエナジードリンクを探してみるのがおすすめです。
ただし、カフェインの過剰摂取による健康被害や、糖分の過剰摂取による肥満など、エナジードリンクの飲みすぎには一定のリスクも存在します。適量を守り、必要なタイミングで飲むことが大切です。